「夜」

何かが始まった気がした
あれからずっと子宮が動いている
子宮にともなって、身体全体が野口整体の活元運動のように勝手に動く

北海道のムコブから彼のピアノ演奏のCDが送られてきた
ワンフレーズ聴いただけでもうダメだった
涙がこぼれてきた…
「なんか泣きたくなったから泣くね…
声が大きいけどびっくりしないでね」
隣の部屋にいるあやこに声をかける
「うん、泣いていいよ」部屋の奥からあやこの優しい声が答える

曲を聴きながら泣いた
今なら向き合えるかも…
突然思い出して、1年前にもらった携帯メールを見る
大切に保存しているそのメールは、私の魂の先生からのもの
先生という言葉を私はやたらめったらは使わない
先生と思える人は、そうめったにいるもんじゃないから

オオカミの目をしたその人は秩父の山奥で犬達と暮らしている
もののけ姫を地で行っているその人は、幼い時、アメリカ大陸で孤児のようになり、オオカミ達と4年間暮らしたと私は聞いている
オオカミ達とうさぎを獲って食べて生きている時に、地元のシャイアン族が彼女を発見し育てた
やがて白人との戦いの中で人を殺し(相手を殺していなかったら、彼女が殺されていたはず)、刑務所で拷問を受け、多くのシャイアン族が拷問で死んでいった中、人権団体アムネスティが彼女を救い出し、高野山のお坊さんが引き取り手になって、日本に政治亡命してきた女性
今は尼僧でもある彼女の話をしだしたらきりがない
そして私は彼女ではない
私の想像を絶する人生だということだけはわかっている

一年前の3月…
私は、震災で一度に3万人もの人が死んでいったことを、どうにか自分なりに理解したかった
私もやはり傷付いていた
死を理解して体験して、起きたことを腹に落としたかった
伊豆大島に行くことを思いついて、久しぶりに彼女に電話で相談したのだった
伊豆大島には私の愛する三原山火山がある
一番好きで、一番怖い山
もう70年も80年も前、三原山の火口の中にマグマがあった頃、山は自殺の名所になっていた
一説によると1000人近い人が三原山のマグマに身を投げたと言われている
あの山に行けば死者と対話ができると思った
一晩ビバークして彼らと対話しよう…
霊達と一晩過ごす…、考えただけでも恐ろしかったけど、そうでもしなければ逃れられないような無力感があった
あの当時多くの人が感じていた無力感を私も感じていた
山にいる浮かばれない霊達を光に返せたならば、私に価値があるような気がした
自分にとってのシャーマニックテストだった

彼女に電話越しに一通り話すと、彼女は言った
「山に行くな。そこにいったい何がある?全く意味がない。」
「……」
もっともだと思った
彼女に全部見透かされていた
「あなたの聖地は今いるところだよ」
「……」
もっともだった
一気に急所を付かれたような思いだった
私は電話越にただ泣くしかなかった
私の英雄気取りなエゴも何もかも、彼女の前では全部すべて砕かれる

電話の後にフォローのようにくれたメールを私は大切に保存していた
「京子ちゃん、時々私が厳しい事を言うのは貴女に宝が入っていると解るから。それを磨いて欲しい。
聖域は今、ここだよ。   祈りはもちろんいいのだが、本物ならいつでもどこでも祈る事が出来るはず。
ワザワザ聖地などへ行く必要が無い。
だって自分が今立っている所以外に、大事な聖地はない。
自分の「今」を正直に真実に生きているなら、この「今」以外大事な所が無いですから。
全ては自分次第です。 形にこだわらず、理想に頼らず、自分の今にすべてを注ぐしか無い 。
京子ちゃん、貴女を好きだから。本物になって貰いたいよ。貴女のため、そして貴女に相談に来る人たちのため。
人の相談を受けている貴女の責任は重い。貴女には尊敬され、本物になって貰いたいよ。
感情に溺れず鋭さと深さのある者にならないと私が困るんだ。なぜのなら、この世を貴女に渡さなければならないから 。 
京子ちゃんを誇りに思う。 強く、深く生きて欲しい。 他の方々から尊敬と信頼を得て欲しい。うわに浮かんでいる、底がないヒーラーが多すぎる。今回の原発事故でそれがあきらになった 。
いわゆる修業とは、ある期間行うもの。楽なもんだよ、期間が限られているから。

然し、芯を持って生きるとは絶えなく自分を訓練させ続く、いつも鋭く、自分を常に研いて続く。
これが大変だ。奇跡は水の上を歩くんじゃない 、奇跡は大地の上を歩くことだよ!!      
因みに「死」は大したものじゃない 。生を受けたその瞬間から死に始める 。死はいつも自分の中にあるから、今さら「死」について考える必要も無いんだ。しっかりして下さいねぇ!光拝」

愛されていると思った
私はこの人に愛されている
自分に自信がない時、自分を愛してない時、こんなに真っすぐな愛をどうして受け止められるだろうか?
一年前の私には彼女の言葉はヘビーだった
受け止めきれなかった
今ならば少しはその言葉に向き合えるかもって、メールを読み返してみたんだ
「この世を貴方に渡さなければならない…」
私はこの人に輪廻の中で何度もこう言われてきたのを覚えている
一番近い生で、私は彼女の孫だった
銀色の髪をした祖父は、死ぬまでにいろんなことを教えてくれた
今世、彼女に出会ったのは10年前のこと
またかつての懐かしい師に出会ったのは分かっていた
「あなたが死ぬまでに、たくさんのことを私は教わらなくてはいけない」と出会ってすぐに手紙を書いた
分かってはいる
分かっている
魂はすべて分かっている
分かっていないのは、ここにいる私だけ
嗚咽が漏れて声は叫びになった…
隣の部屋で寝ているあやこに悪いなと思いながらも、声は止まらなかった
私はどれだけ魂に従って生きてきただろうか?
私はどれだけ本物だったろうか?
本物になりたいよ
私は本物になりたい!!

その夜は泣いた
呼び水はムコブの曲だった
なんだこの曲?なんでこんなに泣けるんだ?
泣き声はだんだんと曲に合わせて唄となった
少し気がおさまって静かになってきた

一年前の3月、彼女は最後電話越しに言った
「一番辛くて難しい修行は自分を貫くことなんだよ」と…
震災から一年経った
明日福島にムコブと光輝とボランティアライブに行ってくる
そして、私の子宮は動き続けている


ムコブのピアノ個人セッションを太陽堂と大阪でします
その人の魂を即興で音楽にしてくれる驚異の癒し体験です

3/24東京、28大阪はムコブ&光輝&アースボイス京子の虹くりライブ
こちらも驚異の体験ライブです!

 

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コメント: 7
  • #7

    綾梨 (日曜日, 15 4月 2012 10:27)

    こんにちは!北見市での虹くり演奏会ありがとうございました!!今日早速日記を読ませて頂きましたが涙がでそうになり感動致しました。私の周りにもヘビーに言ってくれる方々がいらっしゃいます。そういう存在って本当に大事なんだなとつくづく思います。私に気づきをありがとうございます。

  • #6

    京子 (水曜日, 04 4月 2012 18:13)

    明子さん、はじめまして!ムコブからお話は聞きました
    ぜひ関西でお会いしましょうね

    育美ちゃんからはいつもまっすぐな愛の告白ばかりを受けている
    育美ちゃんが男だったら、とっくに私は落ちてます(笑)

  • #5

    森松明子 (土曜日, 31 3月 2012 16:37)

    こんにちは、はじめまして。森松といいます。
    昨日ムコブさんと夕食をともにさせていただきました。
    ムコブさんのブログからここへ・・
    昨日も京子さんのお話をされていたのを思い出しながら読ませていただきました。
    強さと、自然体の生き方にとても共感しました。
    ぜひ、いつかお会いできたら嬉しいです。
    「あなたの聖地は今いることろにある」この言葉に感動です。

  • #4

    育美 (火曜日, 27 3月 2012 20:05)

    本当に、いつも不思議なくらい京子ちゃんの言うこと書くこと、感じていること、100%丸ごと全て私の中で愛でしかなくて、ただ愛でいっぱいになって泣けるんだ。
    全部全部京子ちゃんのまんまが愛なんだ。
    でも、それってみんなそうか・・。
    京子ちゃんが京子ちゃんの魂に近づくごとに、
    私も私に近づいていく。
    ありがとう。
    愛してる!
    本当にこころから、その言葉を伝えるよ。
    いつも、どこにいても、ただありのまんまの京子ちゃんを愛してる。
    その時その時の私のまんまで。
    ありがとう。

  • #3

    京子 (木曜日, 22 3月 2012 07:20)

    メッセージありがとう 
    なんかうまい言葉が見つからないかと探しているが、あまり見つからないぞ
    私の存在からなにかを継げたり、受け取ってもらえるのなら本当にうれしい
    私は私であって、私でない
    宇宙の中で私が担当している何かをただやり切りたいだけ
    で、みんなも自分の担当しているなにかをやり切るだけなんだろうね

  • #2

    rinco (月曜日, 19 3月 2012 15:45)

    京ちゃん、素敵な先生だね〜。
    京ちゃんに向かったメッセージが今、アタシや皆にシェアできてる。
    素晴らしくてスゴいことだね。

    アタシも何かを受け取ったよ!ありがとう!


  • #1

    木村聡子 (日曜日, 18 3月 2012 10:20)

    魂に響くと返って泣けないものね。
    今、私の魂には京子さんのこの言葉達がものすごく響いてる。

    私か師匠と呼んでる人は京子さんだけだよ。今の京子さんがなかったら、今の私はない。確実にない。
    魂が迷ってる時はいつも京子さんが夢に出て来てくれる。
    私は京子さんをいつか継ぎたいと思ってる。だからこの世界にいる。
    そんな確信がある。

    だから生きてる。

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