わたしは麻痺している
ずっと自分を殺してきた
ずっと自分の思いを無視してきた
幸せな家庭生活を続けていくために
彼とぶつからないでいるために
彼と子ども達の前でいい妻、いい母でいるために
自分の中から沸きたつ感情、考え、衝動
すべてを飲み込み、殺してきた
わたしの内側に燃える火
本能の火はどんどん小さく頼りなくなっていく
何を信じればいいのか?
自分の体も感情も、なにも感じられない
何を信じていけばいいのか?
わたしの内側はひからび、疲弊していく
ある日、絞り出すような声が出てきた
声を出した
声を出さずにはいられなかった
低い低い地の底から響いてくるような、凄まじい声
その声に驚いた
剥き出しのリアルな自分の声に驚いた
怖かった
けれど、わくわくもしていた
出せば出すほど、その声は力を増していった
わたしの深いところで何かが動き出す、何かが叫んでいる
それからは、その衝動をもう抑えなかった
抑えたくなかった
絞り出すようにそこから声を出した
そしてそれはうたになった